KOBIの思い出日記

【日記】この世には、絶対と言う秘密は存在しないのね

更新日:

今回のブログは

いつものような植物の

お話ではなく

KOBIの個人的な日記になります

 

-

 

母の遺言書を家裁で開けた

 

つらつらと書かれた

手紙のようなものだった

 

最後に「あなた達が大好きです」と

書いてあった

遺言書を読んで

何かが心に引っかかっていた

 

なんだろう?

 

何日も気になっていた

 

やっとわかった、

最後のあの部分

普通、母なら娘に対して

「愛している」ではないのか

 

私は母から

愛していると言われた事がなかった

最後まで。

 

 

 

愛もわからない私にも

昔、大切な人がいた

 

彼は私を子供扱いする

車にひかれては危ないからと

出かける時は、よく

手をつないで歩いていたね

 

渋谷の街、近くの図書館、

真冬の夜、真っ暗な道を歩き

コインシャワーに行く時も

温かい彼の手に導かれていた

 

その時、はじめて

手をつなぐだけでなく

心をつなぐ事を知った

 

-

ところが、ある時、

「私が彼の側にいると

彼は、仕事や大切なものを

すべて失うかもしれない」と

彼の近しい人から聞かされ

彼を守る為、これしかないと

彼に「嫌いになった」と

悲しいウソをついた

 

この話は、死ぬまで誰にも話さず

あの世まで持っていくつもりだった

 

-

あれから、長い時が流れた

 

去年、コロナが流行り

死を身近に感じた私は

彼に真実を話した

 

彼は

私が聞かされた話は

「すべて嘘、

君は騙されていたんだ」

 

いまさら、

どうしたいわけでもない

それぞれの道を進むだけだ

 

だが、

私の心のダメージは

あまりにも大きく

それ以来

人と接するのがこわくなり

心のどこかで

人と距離を置くようになった

 

---

彼とは、今でも

ボーイフレンドのひとりとして

信頼し合い、仲良くしている

 

私が亡くなったら

涙ぐらいは流してくれるだろう

涙もよいが、

例のブツを世間に発表して欲しい

 

あの中の絵里子が

幸せいっぱいの笑顔で

ありがとう!と言って

駆け寄ってくる姿がみえる

 

これが私の遺言であり

唯一の願い、覚えておいて

 

---

現在

私がいちばん信頼する友は

「その昔の話、

どちらの話が本当かは

わからないよ!」っと

助言のように

そして、いまだに

本当とウソの違いもわからない

愚かな私を心配してくれている

ありがとう

 

私はすぐに、人の話を信じてしまう

 

それは、君のいい所でもあり

君の弱点でもあると言ってくれた

 

--

ところで、

ここまで読んでくれた

そこのあなた

「KOBIに

ボーイフレンドなんているの?」

ですって!

私にも

ボーイフレンドくらいいるわ

それも、たくさんよ、プンプン

--

 

母は事故で、一瞬で亡くなって

しまったけど、亡くなる前に

家族、血族にとって重要な事を

告白してくれた

 

人は、死が近くなると

秘密にしていた事を誰かに

話してしまうのかもしれない

 

この世には、絶対と言う

秘密は存在しないのね

 

って、言う私も一生

誰にも話さないつもりだった事を

彼に話してしまった

そろそろ、危ないかな

 

日記のように書くことによって

心が整理され、少しずつ

前に進めるような気がしてくる

 

今の私には書く事が

心のセラピーのようなもの

 

今日は長い独り言を

つぶやいてしまいました

ゴメンなさい

 

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